2022年に広尾にある日本赤十字医療センターで出産しました。当時、分娩予約をする際にあまり情報が出て来なかったのでブログに残すことにしました。
なぜ日赤に分娩予約したのかは、別の記事にまとめます。
日赤の個室料金について
産後は疲れているであろうし、4人部屋だと他の赤ちゃんの泣き声で起きたり、気を使うことが増えるから、個室部屋がいいのではという夫の勧めもあって個室にしました。
場所柄かホテル料金並みに高いように感じます。4人部屋で15000円です。個室部屋も限られており、パッとみた感じ、4人部屋に入院する人が多そうでした。
部屋の空き状況の都合もあり出産前、後で病室が変わりました。出産前は5Aの部屋、出産後は5Bから選ぶ形式だったと思います。MC以上が個室ですがMCの個室は確か2部屋しかないので実質予約できずMB以上から選ぶことになると思います。私はMA、MBの部屋を予約しました。二つの部屋は間取りが違うだけでほぼ一緒です。
室料は保険が効かない、確定申告の医療費精算でも対象外なので、実費として大きな割合を占めました。
個室の部屋の様子やサービスについて
個室にはTVや冷蔵庫、洗面台、衣装ケース、トイレとシャワーが一体になったスペースが入り口近くにありました。ベンチまたはソファもあります。占有のトイレやシャワー、手洗い場があるのはとても便利でした。共同部屋だと空いてなければ使えませんし、シャワーの入浴時間は指定されています。4人部屋の人は部屋の入り口付近で手を洗ったり、髪をかわしている様子だったので合宿や寮のような雰囲気を感じました。
看護師さんは頻繁に入室しますが部屋を自由に使えるのはとても良かったです。
クローゼットが広いので荷物や着てきたもの、シワにしたくないものはかけておくことができます。また窓際に荷物を並べることもできます。冷蔵庫はTV下にありますがあまり大きくありません。
窓からの眺望は視界を遮るものがなく良いです。
入り口にあるシャワー、トイレです。
個室には、バスタオル、ハンドタオル、フェイスタオル、バスマット、スリッパ、シャンプー、リンス、ボディソープ、ボディローションがアメニティでついていて(なくなったら追加できる)、リネン類は洗濯に出すと新しいものと交換してくれるので持ち物を減らすことができます。同じフロアに洗濯機と乾燥機があるので、洗濯も2回しました。それぞれ200円くらいだったような気がします。
コロナ禍だったので、入院フロアから1階のコンビニで食べ物や飲み物を調達することはできず、入院時に必要な食べ物などは持ち込むよう言われました。入院フロアに自販機がありますが、バリエーションはそんなに多くなかったです。
食事について
日赤ではお祝い御膳はなく、ザ病院食と言われることが多いです。
薄味のためふりかけを持参する方もいますが、私は使う出番がなく、ちょうどよかったです。体力が消耗しているせいか毎回完食し、美味しく感じました。心なしか出産後はボリュームのあるメニューが出ている気もするので、食器が地味なせいで映えてないだけかもしれません。
おやつはフルーツの時もあれば、銀座ウエストのリーフパイなどいろんな物が出ました。
母乳育児に関して
日赤は、母乳育児の推奨で有名ですよね。
初産なので、母乳が出るか出ないか分からないけどやり方を教わるには良いかなと思っておりました。授乳室で新ママ向けに母乳の講習をしたり、やりやすい授乳のポジションを探す手伝いをしてくれました。また、胸が張ったときに搾乳をしてもらったのですが、とても上手でした。
指導方針や実際の様子
産後、初乳(赤ちゃんの免疫力を高めることができる)を飲ませるために、3時間ごとに授乳するよう指導があります。
日赤ではすぐに糖水やミルクで栄養を補うことはせず、なるべく母乳!の方針です。生まれてばかりの頃は、母乳も出ないし、赤ちゃんも泣いてばかりだし、母乳を出すために吸ってもらう形式上の授乳だったように思います。我が子は、異様な執着心で、離さないとずっと吸っているような子供でした。早々に乳首が負傷し、保護クリームを塗ったり、その上にラップつけて保湿するなどして次々くる授乳タイミングを凌いでました。
授乳の時以外で休みたい時は赤ちゃんをナースセンターに預けることができます。ナースセンターでは、新生児たちがずらっと並んでスヤスヤ寝ている時もあれば、ギャンギャン大合唱、手が足りず放置?されている時もありました。
そんな感じなので、きっちり授乳のタイミングでは赤ちゃんをお部屋まで連れてきてくれます。
授乳は片方ずつ10分かける2〜4回、だったように思いますが軌道に乗ってないと30分、40分、あれ1時間近くやってる、、、みたいなことがありました。おむつ変えたり、あれやこれやしているとナースセンターに子供を返して休めるのは90分しかない、みたいな細切れの睡眠になり疲労も増大。これ夜だけじゃなくて日中もそうで、日中は診察やご飯の時間もあるのであまり寝れません。それが5〜7日間続くので疲れました。自分が、経産婦だったらもう少し余裕があるのかなぁと想像しますが、入院中はハッピーという感情よりも悲壮・大変・辛い気持ちの方が大きかったです。今振り返ってみても、その方が普通じゃないかと思ってしまいます。笑
ミルクを飲ませることを交渉する
産後、赤ちゃんの体重が減ることを生理的減少といい一般的なものなので気にしなくていいように言われましたが、日に日に体重が減っていき、確か3日目くらいに体重減少が10%を超えました。10%超えてくると栄養不足の部類で、糖水やミルクで補うことが推奨されることをガイドラインで読んで把握していたので助産師・看護師に話したところ、それをきっかけに糖水やミルクの使用が突如OKになりました。我が子は、十分に母乳が飲めていなかったので泣き続けていた側面もあったと思います。訳もわからず、根性で頑張れと言われるとキツいですが数値の指標があると説得力が増すので大事だなと思いました。
やってみて思ったこと
良い助産師さんもいますが、みなさん意見がバラバラで混乱しました。母乳育児は経済的であり、特に初乳は免疫成分も多いのでメリットはあります。しかし、一番はママがHappyな状態でいられること、それが重要だと思ったのであたらしい「母乳道場」を目指してもいいのではないかと思いました。
母乳育児の情報
ラクテーション・コンサルタントの情報をみるかMedelaのサイトがわかりやすかったです。Medelaはアメリカで搾乳機や哺乳瓶をつくっている会社です。助産師に聞いたことや不明点も大体このサイトに書いてあることなので、全体像が把握しやすいです。
https://www.medela.jp/breastfeeding-professionals/advice/lactation-period
まとめ
日赤は、GCUやICUなど設備が揃っており、個人病院の緊急搬送先にもなるような安心できる病院だと思います。場所柄、個室料金は高く、分娩費も安くはありませんが、派手さこそないものの施設は綺麗で食事も美味しいです。また母乳育児に力を入れています。
日赤にしかない特徴がありますので、それらを目的に入院するには、良い病院だと思います。