オンライン英会話を始めてみようか悩んでいる方へ、Cambly(キャンブリー)の使い勝手を紹介する記事を書きました。Camblyは、オンライン英会話レッスンの一つでネイティブと話せることが特徴です。元々、サービスを知ってはいたのですが使い始めたのは最近で、もっと早く始めておけばよかった!と思っています。
この記事は、Camblyを半年使ってみて気づいたサービスの特徴から使い方、メリットやデメリットなどを紹介します。記事を読み終えると大体のイメージが沸いていると思います。
Camblyは友人におすすめできるサービスです。それは、何より使ってみて楽しいから。私は始める際、いきなり契約しましたがお試しで無料レッスンができるのでご自身に合うかどうか、まずは受けてみるのもおすすめです!
目次
Camblyとは
Camblyは、オンライン英会話のレッスンです。PCやスマホから世界中のネイティブ講師と手軽にマンツーマンで英会話の練習ができることが特徴です。
サービスの特徴
- インターネットがあれば、24時間365日どこからでもレッスンを受講可能。1万人以上の英語ネイティブ講師から、選べる。
- 一対一のレッスンで、取り組みたい内容や進め方を自身で決められる。
- 予約なしで待機中の講師と繋がるオンデマンドレッスン、予約レッスンの両方が可能。学習の時間や頻度もカスタマイズ可能。
- 全てのレッスンは録画され、復習をサポート。その他、自動翻訳付きのテキストチャット、オリジナルカリキュラムも追加料金なしで利用可。
料金について
料金プラン
プランは、1日あたり15分、30分、60分刻みで選び
それを週に1、3、5、7日やるかで料金が変わります。
学習期間は1ヶ月、3ヶ月、12ヶ月単位で選べますが長期で契約した方が割引が効いて安くなります。
学習のペース配分
私は、1日30分、週3、12ヶ月契約で取り組んでいます。15分だと短いし、60分だと疲れそう、週5〜7やる時間が取れるかは分からないということで、このプランにしました。もっと練習したい場合は、練習時間を追加購入することができます。
ちなみに、短期ダイエットトレーニングで有名なライザップは英語レッスンも手がけています。そこで、宿題として課されているのがCamblyの週5、30分の英会話だそうです。ネイティブとの会話に慣れ、英語習慣を持たせるための宿題です。短期集中であれば、週5が目安になる例だと思います。
Camblyの使い方
使い方は、とっても簡単です。事前予約するか、いま空いている講師を探すかの2択になります。
事前予約方法
事前の予約方法とキャンセルについて
予約方法は簡単です。指定した曜日と時間、レッスンを受けたい長さを指定すると予約できる講師の一覧が出てきます。Camblyは、事前キャンセルしてもキャンセル代が発生しません。ただ、講師にも迷惑がかかるので12時間前のキャンセルが推奨されています。
特定の講師を予約する
講師の中には、レッスンを受けた後、よかったら自分のレッスンを予約するようにチャットで案内してくれる方もいます。講師のマイページに空き枠が案内されているので、それをみて予約することが可能です。相性が良い講師がいれば、お気に入り登録して継続してレッスン予約することもできます。
もし講師が訪れなかったら
予約したにも関わらず講師が何らかの事情で現れないこともあります。その場合は、自動的にキャンセルされ消化した時間が戻ります。例えば、体調が悪かった、接続不良など何らかの原因で訪れないことがありました。
空いている講師を探す方法
画面上に、空いている講師が表示されています。残り時間●分と記載があるので、受けたいレッスンの時間まで確保できれば予約できます。講師を絞り込むために、アクセントや人柄、対応可能なレッスンなどの条件で絞り込むことができます。ただ、人気講師ほど捕まりにくく、講師のページで自己紹介動画やプロフィールなどを読んでいると、他の方に予約されてしまうことが多々あります。
また、その場で気に入った講師がいても、30分後や1時間後に予約することはほぼできません。予約できるのは2時間後の枠からになります。
受けたいレッスンがある場合は、レッスン画面からレッスン時間を選び、空いている講師をランダムに探すこともできます。私は予約しない場合は、普段この方法でマッチングを図っています。
Camblyのメリット・デメリット
メリット
- 予約不要で、思い立ったらすぐレッスンできる
Camblyでは気に入った講師がいればお気に入りにして、予約レッスンを受けることを推奨しています。その理由は、自分の英語レベルを把握してもらい、苦手なポイントの強化や、前回やった内容の復習なども行えるようにすることです。ただ、特定の講師のレッスンばかり受けているとその人の発音に慣れて、他の講師の英語聞き取りを強化できないというデメリットもあります。予約できるときは、すればいいと思うのですが今週は予定が読めない...なんて時もありますよね。そういう時は、空いた時間に講師を探してレッスンをすることができます。24時間誰かをすぐに捕まえられるのはメリットでしょう。 - いろんな国の講師がいる
イギリス人や、アメリカ人、南アフリカ人によく当たることが多いです。それぞれの国に住んでいる人だけでなく、アジアの物価の安い国で英会話講師をしながら、オンラインでレッスンされている方も多い印象です。講師は、英語指導の資格を持った方が多いです。中にはリタイアした方もいらっしゃり、いろんな国の人としゃべりたいという気持ちでレッスンをしてくれます。人生経験が豊富なので、いろんな会話ができて面白いです。 - カリキュラムが面白い
カリキュラムは、初級、中級、上級とレベル別に用意されています。DMM英会話に比べるとこれまでCamblyのカリキュラムはあまり充実していなかったようですが、最近増えました。ビジネス英語やインターネット技術に関するトピックのカリキュラムを受けましたが、とても面白かったです。例えば、ビジネス英語では電話の取り次ぎ、交渉、会議、タイムマネジメント、プレゼンなどのレッスンがありますが、日本語で受けても内容的に面白いものです。
「これまで交渉で苦労したことは?」「交渉は得意か?」などの質問が用意されているので、自分の仕事経験を振り返って話す練習になりますし、異国の講師とともに「俺も苦手なんだ〜」とか働き方について話すのはとても良い体験になりました。
以前、フィリピン人の英会話レッスンを受けたことがあります。日常会話や発音矯正はバッチリですが、専門的業務内容や時事問題になると会話が成立しづらかったです。普段、関心のある時事問題や仕事について話す訓練が詰めるのは、Camblyのネイティブレッスンの魅力の一つかもしれません。 - 録画機能がついている
退会するまで、レッスンの録画記録が残っています。復習をサボりがちなので、あまり見返しができていませんが動画記録が大量にアーカイブされているのはお得なんじゃないでしょうか。
- 安い値段で、英語の学習習慣をつくることができる
英語学習って、続けるのがめんどくさいですよね。仕事で英語を使う、資格対策等、何かきっかけがないと継続することが難しいです。
1日あたり30分×週3日で12カ月契約した場合、9354円なので1レッスンの値段は約800円弱です。加えてCamblyはよくキャンペーンセールをやっているので、更に安くなる場合があります。私は、セール中に契約したので500~600円の単価でレッスンを受けています。ちょっと高い飲み物または、ランチを食べる価格帯でネイティブの講師と週3日いつでも話せるのは安いのではないでしょうか。週3日を消化しない場合は、レッスン時間は消えてしまいますので元を取るために話そうという意欲がわきます。これが英語学習を無理せず習慣化させる動機になっています。
英会話を通して英単語や文法だけでなく、日本の習慣を学ぶきっかけにもなります。話しているととっさにこれなんて言うんだろうと思う機会が増えます。例えば、日本企業はジェネラリスト育成方針だったけど、ジョブ型雇用が増えつつあることを伝えようとした時に、ジョブ型雇用は英語で何というか、その対義語は何か、そもそも他国でも一般的な概念かどうかなど、英語以外にも分からない事柄がありました。
デメリット
- 主体性が求められる
Camblyでは、講師はteacherではなくtutorと呼ばれます。一方的に教える存在ではなく、英語学習をサポートする伴奏者としての役割です。そのため、学習カリキュラムは主体的に自分で考える必要があります。最初のうちは、何をやったらいいか悩みました。今のところ、やりやすいのはCamblyが用意しているカリキュラムに沿ったレッスンです。日本人が作るテキストと違い、ディスカッション用の質問が鋭かったり、取り上げられている事例がグローバルでいい訓練になっています。英語プレゼンがある場合は、その練習に付き合ってもらったり、英作文の添削を依頼するという使い方もできるようです。 - たまに合わない講師がいる
空いている講師を探してレッスンを受けようとすると、たまに聞き取りがしにくかったり、あまりフィードバックを返してくれない、何となくやる気がない?講師に当たることがあります。そういう時は、やっぱり予約した方が良かったかなぁと反省しますが、そういう体験は幸い少ないです。また、ネットワークが安定せず音声が聞きにくい時があります。この場合は、無理せず「接続状態が悪いので、終わりにさせてくれませんか」と断りを入れれば大丈夫です。繋がっている時間は、レッスン消化時間になってしまい勿体無いので、接続不良の際は次の講師とマッチングさせた方が良いです。 - 消化しないレッスン時間は消えてしまう
Camblyは、1日あたりのレッスン時間を決めて英会話をします。30分契約していたら、15分、15分に分けてレッスンすることが可能です。もし使い切らなかった場合は、翌日(正確にいうと、翌日午前3時までは可)持ち越すことができません。なので、今週は忙しかったから使わなかった分をまとめてレッスンしよう!ということはできないです。 - 復習が面倒くさい
これはCamblyではなく私にも問題がありますが復習が面倒くさいです。復習は、録画した映像と講師がチャットに残してくれた文章を元に振り返ることができます。倍速で閲覧できる点は良いのですが、基本的には収録映像を見るだけでのシンプルなUIです。講師によってはチャットの書き込みが少ないので振り返りがしにくいことも難点。いい復習の仕方を絶賛模索中です。
産休、育休中におすすめできる理由
- 自分の話を聞いてもらい、気分転換になる
仕事中と違い、産育休に入ると人と話す機会が減ります。ワンオペ育児がつらいのも、自分の境遇を分かってくれる人がおらず孤独感から来ていると思います。SNSに触れ合いはありますが、面と向かって自己紹介して会話するのは良いものです。
私は講師に仕事の愚痴を話したことがありますが、「その上司は最低だね!」と共感してもらえ、非常に背中を押された経験があります。万国共通でおかしいと思うんだ、と気づき安心しました。他にも、なんで英語を勉強しているのか聞かれたので、「産休に入ったところですが、仕事で英語が使えるようになりたいんです」と答えたところ、「寝て過ごす人が多いのに時間を有効活用して素晴らしい」と突如褒められました。英語やってるだけで褒められてその日は嬉しかったです笑
きっと、一人で育児をするのが大変だとか、子供がなかなか寝ないという話にも子育て経験のある講師たちは、共感してくれ、アドバイスもくれると思います。後腐れのない関係値なので、仮に育児や家族の愚痴を言ったとしても問題ありません。フリートークOKなのが、Camblyなのでそういう使い方もできます。 - 講師といろんな国の育児について話せる
「育児休暇を取得する」と講師に伝えたところ、その国の制度について教えてもらえました。男性講師でしたが、自国の育休制度をよく理解しており、日本と違って男性の育休取得が進んでいることがよくわかりました。その後も何人かの講師と会話しましたが、皆さん軒並みよく「育休制度」について理解しているので、子育ても協力的だったことが伺えました。子供の性別の話も盛り上がり、ご自身の育児経験からエールを送ってくれました。 - 隙間時間を使って英語学習ができる
スクールのレッスンではなく、オンラインなので空き時間にさっとできるのは便利です。集中した勉強は、出産前が良いと思いますが、出産後も30分であれば捻出できるのではないでしょうか。もし赤ちゃんが起きてしまった場合は、レッスンを終了し、余った時間をあとで使うこともできます。臨機応援に対応できるのがCamblyのいいところだと思います。 - これまでの自分の仕事を振り返るきっかけになる
Camblyのカリキュラムは、日本の英語教科書のような例文ではなく、自分の考えを発表させる質問が多いです。産育休中は、一旦仕事から離れるのでどんな思いでこれまで仕事をしてきたのか、仕事上大切にしていることなど、レッスンを通して振り返るきっかけになると思います。日本語でもさっと答えるのが難しい問いもありますので、英語で答えるのはいい訓練になります。 - 今後の働き方や生き方を考えるきっかけになる
Camblyのカリキュラムには、仕事の振り返りだけでなく、仕事の未来について考えさせる設問もありました。仕事の目標やキャリアアップ、その計画などを話します。こちらも即答することが難しい設問なので考えるいいきっかけになりました。その他、環境問題や最新技術、健康などのトピックがあるので、世界的なトレンドを押さえつつ、講師とディスカッションしながらどう生きていきたいかを考える時間になると思います。
まとめ
ネイティブとオンライン英会話ができるサービス、Cambly(キャンブリー)の使い方や料金、使ってみてのメリット、デメリットをご紹介させていただきました。疑問点はクリアになったでしょうか。
これからも継続する予定なので、アップデートがあったら記事を書こうと思います。
新生活は、新しいことが始めたくなる時期です。
オンライン英会話は、価格も安く、時間も融通が効きやすいため、始めるハードルが低いです。ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてください!